GAJA垂直ヴィンテージワイン鑑賞会

4月29日(日曜日)午後6時より松本市のルサロンでGajaの垂直ワイン会。Gaia & Rey 2008.1987 Gaja Barbaresco 2007.1996.1988,1974,1964を楽しんだ。

Gaia & Rey 2008
Gaia & Rey 1987
Gaja Barbaresco 2007
Gaja Barbaresco 1996
Gaja Barbaresco 1988
Gaja Barbaresco 1974
Gaja Barbaresco 1964

面白かったのはクラシックスタイルとモダンスタイルの長期熟成による違いがはっきり現れたことである。若いネピオーロはアントシアニンが少なく薄いルビー色で、非常に強いタンニンと酸味がある。2007から1996.1988と熟成と共に強いタンニンと酸が赤系果実から黒系果実のフレーバーとバランスがとれるようになる。年代が重なると熟成され味わいが広がり、スミレやハーブ、チェリー、ラズベリー、タバコ、タール、トリュフ、プルーンなどの香りが著明になっていく。1974の外観はオレンジがかった淡いガーネットだがバランスよく熟成し土や湿った草、腐葉土、鳥獣香や動物香りが目立ち滋味である。まるで熟成したブルゴーニュのワインを連想させるようになる。モダンスタイルのバルバレスコ1974はクオリティも高くバランスよく熟成していた。しかし大樽熟成で樽の個性をワインに加えずにゆっくりと酸化熟成させることを目的としているクラシックスタイルのバルバレスコ1964はさらに10年も長く熟成させているにもかかわらず1974より強いパワーがありと生き生きとしていた。ワインは同じ品種で同じ畑で同じ作り手でも醸造方法の仕方、すなわちワインのスタイルによって長期熟成に違いをもたらすということである。
モダンスタイルのワインは小樽熟成させしっかりした樽の個性を意図的にワインに加えるため色は濃く、樽香が顕著で、若々しい果実味、凝縮感を伴うことが特徴である。果実味がより強調されており、それほど長期熟成させなくてもヴィンテージ後3年から5年で楽しむことができるのが特徴である。しかしワインのマーケッティングからいえば有用な方法であるが早く楽しめるだけワインの寿命を短くしてしまうと言える。つまり酸化はワインを早く成長させ柔らかく丸くする効果があるがワインの寿命を考えれば短くするということになる。酸素は人間や動物にとって生きるためには不可欠なものである。しかし酸化は早く成長させるが過度な酸化(superoxideの発現)は動脈硬化や免疫を抑制し寿命を短くしていることを考えればワインも同じである。大樽熟成のクラシックスタイルと小樽熟成モダンスタイルの長期熟成の違いがはっきり理解できるワイン会でした。