カリフォルニアカルトワイン鑑賞会

カリフォルニア カルトワイン鑑賞会を 平成30年7月15日(日曜日)午後6時より松本市のエスパース ソシアル ル サロンで行った。

鑑賞ワイン:

Chardonnay Napa Valley Kongsgaard 2012
Chardonnay The Judge Napa Valley Kongsgaard 2006
Pinot Noir Kistler 1997
Pinot Noir Cuvee Natalie Kistler 2010
Pinot Noir Three Sisters Vyd Marcassin 2001
Pinot Noir Marcassin Vyd Marcassin 2006
Cabernet Sauvignon Dalla Valle 1994
Maya Dalla Valle 1989
Blind wine

テイステイングコメント

Chardonnay Napa Valley Kongsgaard 2012
外観はやや濃いレモン色でグラスに注いだ時点で強いヴァニラと熟した果実香が漂ってくる。有核果実やトロピカルフルーツの果実味が豊かでオークの香りが強く感じられる。酸も十分あるが熟した果実の甘さが目立つフルボデイのワイン。抜栓した時から十分楽しめるややアルコール度数の高い典型的なカリフォルニアのシャルドネ。

Chardonnay The Judge Napa Valley Kongsgaard 2006
Chardonnay Napa Valley 2012より濃い黄金色で抜栓時は閉じ気味でスワリングしてもintensityは弱い。温度の上昇とともに熟した黄色い果実香が出始めて余韻の中に水飴や砂糖を焦がしたトフィー、キャラメル(toffee, caramel)香が感じられるようになる。徐々に甘いヴァニラとスモーキーな樽のニュアンスが強くなり十分な酸と熟成したシャルドネのflavourが出現した。2時間後でも酸がしっかり残りtertiary aromasを感じるフルボデイのワイン。今飲んでもよいがまだまだ熟成が楽しみな強いワイン。カリフォルニア スタイルというよりブルゴーニュ グランクルを思わせる。

Pinot Noir Kistler 1997
外観は濃いガーネットでスミレの香りと赤い果実の香りが漂い温度が上がるとドライフルーツのflavourと奥にgamyや濡れた草の熟成香を感じる。酸はおとなしくやわらかなタンニンを感じ凝縮された赤い果実とレーズンの味わいがある。ブルゴーニュのピノノアールに比べ濃い色調があり、強く凝縮された果実の香りと甘さを感じる熟成したカリフォルニアのピノノアール。

Pinot Noir Cuvee Natalie Kistler 2010
外観はやや濃いルビー色でスミレの花の香りが目立つ。酸はマイルドでタンニンとのバランスは良く長い余韻を持つ。味わいは凝縮された赤系の果実香が前面にあり、奥にスモーキーな樽のニュアンスを感じる。キスラーのピノノアールは全体に色調が濃く果実の凝縮感が強い。これはカリフォルニアの温暖な気候によるものと、おそらくcold macerationを行っている為と思われる。二時間後にも花の香りがある若々しいワインでさらに熟成を待って飲むべきワイン。

Pinot Noir Three Sisters Vyd Marcassin 2001
外見はガーネットでmedium intensity。香りはすでに鳥獣香、動物香、土などの熟成香が出ている。赤い果実香と熟成香が混在し樽のスモーキーさも感じ複雑性がある。やや強い酸となめらかなタンニンがありバランスよく熟成している。

Pinot Noir Marcassin Vyd Marcassin 2006
色調はやや薄いガーネットで強いnose intensityを感じる。キスラーと同じく凝縮された赤い果実香と甘みを感じ鳥獣香、動物香、腐葉土の熟成香がある。やや強い酸と柔らかなタンニンがありバランスの良い心地よいワイン。色調はブルゴーニュを感じさせるが凝縮した果実香と甘みが目立つ。
マーカシンはキスラーよりブルゴーニュ的に作られているが、やはりブルゴーニュ グランクルに比べ熟して凝縮された果実香と甘みがあるニューワールドらしさがある。

Cabernet Sauvignon Dalla Valle 1994
外見はやや濃いガーネットでブルーベリーやブラックベリーの黒系果実と樽のニュアンスを感じる。カベルネソーヴィニヨン100%だがメトキシピラジンのピラジン香は強くなく、タンニンはボルドー産より柔らかい。ボデイは強く酸はしっかりしているがタンニンはなめらかで飲みやすい。なめらかなタンニンと少ないピラジン香は暖かいニューワールドの熟したカベルネソーヴィニヨンを感じる。今飲んでも十分楽しめるが凝縮した果実味と酸があるのでまだ熟成が楽しみなワイン。

Maya Dalla Valle 1989
外見は縁が少しオレンジ色ががったmedium garnetで熟成した黒系果実の中に腐葉土、濡れた草、動物、たばこの様な熟成香がある。カベルネフランが約半分ブレンドされ約30年経過しているためかピラジン香は少なく青臭い感じはない。しっかりとした酸とやや強いタンニンがあるがなめらかな舌触りで余韻は長くボルドーには感じられない果実の甘さがある。フルボデイでCabernet Sauvignon Dalla Valle 1994より強いタンニンを感じる魅力的なまだ熟成が期待できるワイン。

Blind wine
Sine Qua Non Mr.K straw man 2004
外観はややオレンジがかったピンク色で凝縮された有核果実とトロピカルフルーツの香りと果汁のシロップの様な甘さと長い余韻を感じる。『Mr.K』は現在では造られていない「絶版ワイン」で『アイスマン』 『ノーブルマン』 『ストローマン』 の三種がありSine Qua Nonのデザート・ワインとして統一されている。2004はセミオン100%で藁の上で乾燥させ果汁を凝縮させた極甘口のデザートワインである。2004のMr.K straw man はRP100点を獲得している。

以上カリフォルニアのシャルドネ、ピノノアール、カベルネソーヴィニヨンのカルトワインを鑑賞した。カリフォルニアの温暖な気候に見られるよく熟成した果実と凝縮感が感じられるワイン会でした。